【活動報告】長崎バスティン研究会／論文連載（２）

2010年10月01日(金)

長崎バスティン研究会の研究活動報告を追加しました。ご感想・お問合せがございましたら、東音企画までお願いします。 ♪論文「ピアノ教育におけるバスティン・メソードの有効性」重永洋子＜補遺＞本論文の要旨３の詳細「プレ・レベルにおいて子どもの知的発達が十分に考慮されている」１．｢ピアノパーティ｣では、効果的なピアノ学習のためにどのように認知心理学理論が　　応用されているのであろうか。　　ブルーナーは「教材の学習過程を作るに際して、子どもの知的発達を促進しようと　　すればできるだけ早い時期に、単純にして強力な基本主題を基調とする内容から　　与えるべきである。そして引き続きその後の学習において、その主題を発展させ、　　展開していくべきである。」と提唱している。　　では、バスティンメソッドのプレ・レベルにおいて単純にして強力な基本主題とは　　何であろうか。　　それは全調メソッドを習得するための基礎となる長音階のはじめの５音からなる　　「５指のポジション」と、音程と方向で楽譜を読ませる動向的読譜に於いて　　音程を示す「スキップ、ステップ」と考えられよう。　　全調メソッドであるバスティンメソッドでは、プレレベルで「５指のポジション」　　により全１２調を学ばせる。「５指のポジション」を学んだ子どもは指番号による　　音の高低とリズムによる「プレリーディング譜」によって、全調による様々な曲を　　楽しむ。この「５指のポジション」は「ベーシックス」に於いて、さらに長音階へと　　発展するのである。　　それと平行して、教本では読譜力を養うための学習が進められる。　　「スキップ、ステップ」のキーワードにより、「上がる、下がる、」を鍵盤上で、　　指で、音名で、しかも、それを全１２調で学習させる。それを五線譜に結びつけて、　　「パーティC」では大譜表の読譜へと見事に実現させている。２．｢ピアノパーティ｣では、子どもの知的発達の段階に即してどのように学習が　　進められているのであろうか。 ♪論文全文を掲載※ 　長崎県立女子短期大学（現長崎県立大学）研究紀要43（1995年） *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜　　長崎バスティン研究会のページはこちら *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ■□■□■これまでの活動報告■□■□■ ・第1回「バスティンメッソッドがピアノ教本として優れているのは何故でしょう」　（論文要旨：重永洋子）