【インタビュー】小西裕美子先生(茨城県那珂郡)
2012年07月19日(木)
メールニュース巻頭インタビュー 第47回 小西裕美子先生(茨城県那珂郡) 「限界を作らず、やりたいことに躊躇なく飛び込みたい!」 日立バスティン研究会代表、バスティン研究会in東京講師をつとめながら、水戸バスティン研究会立ち上げにも尽力される小西裕美子先生。facebookの小西先生マイページには、面白い記事や写真がいっぱい。カバー写真では、ご主人と一緒に象に乗って登場!「いわゆる"ピアノの先生"って感じがしないでしょ」と笑う小西先生の趣味はダイビング。象写真のタイのほか、モルディブや石垣島の海に潜ったそうです。 全てのことに「年齢やその他の理由で、リミットを設けたくない!やりたいことには躊躇なく飛び込みたい」という姿勢の小西先生にお話を伺いました。 ◆ピアノを弾く方は、スポーツを敬遠されるイメージがあったのですが。 小西先生: 親がピアノの練習に厳しくて、子ども時代はスポーツをさせてもらえませんでした。「とりあえず飛び込んでみる」性格で、武蔵野音大卒業後にテニスやスキーを始めてみたら、もう楽しくて。スキーに行くために仕事(ピアノ指導)を頑張っていました。...って言ったら生徒さんに怒られるかな。 ◆東京、日立、水戸の3つのバス研に関わっておられますね。 小西先生: 自分がバスティン研究会に入って得たものがたくさんあるんです。 現在、ピアノ教室やセミナー講師のほかに、看護学校の学生さんや精神病院の患者さんと音楽を通じてのふれあいを持っていますが、音楽が専門でない方にとって、楽譜が障害になることがあります。そこでバスティンの「プレ・リーディング」を生かし、カタカナ書き楽譜やリズムたたきなどで、楽譜が読めなくても楽しめる音楽を体験してもらいました。もしバス研に参加しなかったら、このように発展させられなかったでしょう。 水戸はまだバスティンを知らない方もいて、これから浸透していく地域。セミナー講師という役目を通じて応援したいです。 ◆他にどのような活動をなさっているのですか。 小西先生: 広く浅く、垣根を作らず色々です。 伴奏活動がその一つ。オカリナの団体の発表会、声楽、教室の6月の発表会ではオーボエとサックスの伴奏をしました。人前で演奏できてありがたいです。手が小さく昔から苦労したので・・・でも、小さい手がきっかけで小学校の2年間、作曲の勉強をしたこともあるんですよ。 発表会といえば、「のだめカンタービレ」で有名なモーツァルトのピアノ2台のためのソナタを、大学時代の先輩と連弾しました。1楽章だけで事故も多々ありましたが(笑)、久しぶりに暗譜でステージで弾き終えた感動で思わず涙!生徒には何気なくさせていた暗譜がいかに大変か、改めて実感しました。 聴くことも大好きで、コンサートによく行きます。今年の誕生日(7/20)は主人と一緒に、大ファンの小菅優さんのコンサートへ行ってきます(大興奮)。ピアニスト小菅優さん、チェリスト加藤大さん、水戸室内楽管弦楽団のファンなんです! ◆活動が幅広く、時間のやりくりが大変そうですね。 小西先生: 平日夜9時までレッスンできるのは、やはり家族(夫)のおかげです。発表会のプログラムと教具も、全部夫が作ってくれているんです。いつもありがとう! よく言われるように、家族の協力によってピアノの先生は変わりますね。ですから土日はレッスンはお休みにして、家族と過ごすようにしています。ちなみに、お掃除は「ルンバ」のルンちゃんに助けてもらっています(笑)。 ◆バスティンとの出会いを教えて下さい。 小西先生: 巣鴨でバッハか何かの講座に参加したのがきっかけです。ベーシックスが日本で紹介された頃で、店頭に展示されていたテキストを手に取って「面白そう」と感じたものの使い方がわからない・・・「あっ講座がある!」という経緯で飛び込みました(笑)。茨城から片道2時間半かけて、毎月巣鴨に通いました。5、6年の間、皆勤賞で勉強を続けたということは、それだけバスティンに魅力があったんですね。 ◆その「バスティンの魅力」とは? 小西先生: 私自身、ピアノを弾く楽しみを感じたのが、実はバスティンの色彩感に出会ってからなんです。 ハノン30分、ツェルニー30分、バッハ30分、曲30分・・・といったレッスンを受けてきた私は、決められたようにキチンと弾くことしか知らず、音大時代に学んだ和声やソルフェージュ、楽曲分析(アナリーゼ)も、独立してなかなか演奏に結び付きませんでした。 バスティンに触れてから音楽のとらえ方が変わり、また音楽以外の体験も反映されてか、音大時代の友人から「音が柔らかくなった」と言われます。そういう変化を経験しているので、コンペに出たい子・出ない子、音楽をただ楽しく弾きたい子など、いろんな生徒さんを教えることができるのかなと思います。 ◆バスティン愛用の理由を教えてください。 小西先生: 時代とともに生徒の性質も変わりました。私達が生徒の時代、我慢強く学んだ「バイエル」では、今の生徒は練習してきてくれません。それは、バイエルが「音を読み、覚え、リズム通り弾けたらおしまい」で完結してしまいがちだからかもしれません。 バスティンは名曲を弾くための仕組みが簡潔に、子どもにもわかりやすい形で学べます。子ども達が「憧れの曲を弾くために、今これを学んでいる」という目的意識を持って取り組めるので、その効果が発揮されるのだと思います。 ◆最後に一言。 小西先生: やっぱり教えることが好きですね。 生徒さんが「楽しかった」と帰って行く姿、弾けるようになった曲を聴かせてくれた時、慕ってくれること、何より「この曲が弾きたい」という気持ちを持ってくれることが一番嬉しいです。 ◆ありがとうございました。 小西先生の水戸でのバスティン講座は、下記の予定です。皆様のご来場をお待ちしています。 ※チラシはこちら
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バスティンで指導されている先生を紹介します!※バスティンマーク取得者
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故ジェーン・バスティン先生のご遺志による寄付のご報告
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