【開催レポート】赤松林太郎先生／バッハコンクール課題曲説明会(シンフォニア全曲講座第1回)

2021年09月22日(水)

赤松林太郎先生による
バッハコンクール課題曲説明会
（シンフォニア全曲講座・全2回）
第1回が開催されました♪

毎回、赤松先生のセミナーでは
楽曲の演奏法についてだけでなく
時代感や歴史的・文化的な背景など
奥行きのある解説も好評いただいています。

今回は「シンフォニアとは？」という考察で始まり、
その後第1曲から第3曲までを演奏とともに詳しく
解説していただきました。

▲冒頭では各社から出版されている
楽譜の違いについてもお話していただきました。

バッハが息子たちのために
作曲したと言われているシンフォニア。
3声の対位法を学ぶための教材と思われていますが
それだけではありません！

この楽曲集はもともとファンタジア（幻想曲）と
名付けられていたそうです。
当時の解釈では、即興性のある
自由な曲という意味です。
つまり、美しく即興演奏するための
トレーニングというのがその本来の目的でした。

▲東音企画の合奏譜も参考にしながら。

ただし、当時のチェンバロと
現代のピアノでは楽器が異なります。
単に装飾音を加えれば良いのではなく
モチーフの音形や和声から
曲の持つ世界観を正しく理解し
それに応じた演奏を形作ることが大切なのだそうです。

次回の課題曲説明会は9月30日に開催予定です。
引き続き、赤松先生に第4番以降の楽曲から
抜粋して解説していただきます。
たくさんのご参加をお待ちしております！
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